スポーク折れの修理はお早めに!

おはようございます。

 

今日はスポークが一本折れた…というお客様の修理。

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今回は、後輪の1本が折れてしまった事例です。


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後輪の場合、車輪の内側の針金のようなもの➡スポークと言います。

スポークの長さが、左右で異なります。

※前輪は左右で同じ長さです。

 

 

『スポーク交換』なんて1本ちょちょい!!って直せるでしょ~!?なんて、言われるお客様がいらっしゃるので、ここでちょっとやり方を説明しま~す。
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順番も大事!!

まずはカセットスプロケットを外します!(タイヤを先に外してはいけません!!)

その後、スポークプロテクターも存在するなら外します。👇
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このスポークプロテクターは、チェーンの巻き込み防止のために存在します。
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そして折れたスポーク箇所の確認👇
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進行方向右側ですね!

そこからタイヤとチューブを外して👇
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リムテープも外します。
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リムテープを外すと、その内側にあるニップル穴から、ニップルとスポークを取り外せます。
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ここで、長さを確認するのですが、頭が折れている場合は、確認できません…。
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今回は、シマノのホイールなので、調べるとスポーク長が判明します。

➡右が286㎜で、左が288㎜でした。

 

お店にあるブラックスポークは、カットできる長めのを用意しておりまして、302㎜👇
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これをスポークカッターという優秀な工具で、286㎜にカット!!
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します!!
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カットしただけだと、ネジ山がありません!👇
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この工具は、カットだけでなく、ネジ山も作れる優れもの!
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こんな感じで、あっさりネジ山が作成可能!!
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今回は、スポークの首といわれる箇所が折れています。
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ここまでが、準備段階です。

ここから、やっと、

スポークを車輪に入れて、

車輪の振れ取り調整をして、

タイヤとチューブを嵌めて、

カセットスプロケットを付けて、

自転車に取付。

ラストにギアの調整をして完成形に至ります!!

 

いかがでしょう~!?

 

因みに、一本折れた状態で、お乗り続けになると、二本、三本、、、と折れていきますので、お早目の修理をお勧めします。

 

明日は定休日です。